2014年10月20日月曜日

2014年10月12日 新宿「訪問健康相談」報告

2014年1012日 新宿「訪問健康相談」報告

16時過ぎから、都庁下~中央公園~西新宿と、都庁下~中央公園~東新宿、および、明治公園~江戸川公園の、3班にわかれて「おにパト」に帯同しました。
参加者は、医師3名、歯科医師1名、看護師2名、学生2名、留学生1名でした。

台風が近づいている中でしたが、天気も崩れずに無事にまわれました。
今月のプレゼントは、薬局さんと、保健師さんからご寄付いただいた、「タオルと歯ブラシとマスク」セットとし、医療班ニュースは、「歯がなくても歯はみがいた方がいいの?」としました。
全体として、142名ほどの方にお会いしたかと思いますが、今回準備したニュース/プレゼントは110程で、少し足りなくなってしまいました。

「訪問健康相談」としての対応者は72名で、うち、血圧測定26名、薬対応46名、診察1名でした。
公園の端の地べたで倒れている女性がいらっしゃって、比較的若く身なりもキレイで荷物もバックひとつだったので近隣の方かとも思いましたが、野宿をされていらっしゃるそうでした。
ひどい貧血というわけでもなく、極端に血圧が低いわけでもなく、しかし、動けず。「救急車は呼びたくない、しばらく休んでいれば大丈夫」とおっしゃるので、お近くの野宿の方に段ボールを分けていただいて、その上に移動していただいてしばらく休んでいただくこととなりました。

野宿されている方々にも、いろいろな事情や考えがあるのでしょうし、話したくないなら話す必要もありません。
ただ、どんな状況にあっても、人は健康を維持する権利を持っているはずであり、その機会は平等に与えられるべきでしょう。
しかし、社会的状況によっては、その機会を持ち得ない人もいます。また、知識がなければ、自分の状況の判断ができませんので、その機会を使うべきなのかどうかの判断もできません。

ゆえに、われわれ医療班は、皆さんのもとにお邪魔して、健康情報をお伝えしながら、生活環境を少しでもよくするアイテムをプレゼントし、必要な方には、健康相談にのって個々人に合わせた情報や判断をお伝えし、更に希望される場合には、どのような機会を用いることが可能なのかという筋道をご案内しています。

みなさんそれぞれが、健康を保ちながら、何かいい終着点を見つけられたらいいなと願っています。

医療班は、第2日曜日の「おにパト」に帯同して、「訪問健康相談」を行っていきます。
よろしくお願いします